ゼロから酪農家へ

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酪農がどういうものかも知らなかった

木々の緑の光が差し込むおしゃれなペンションの経営者と話しているような雰囲気ただよう今回のインタビュー。実は酪農家の近津さん。汗水流して泥だらけで休みもなく、というイメージとは程遠い、むしろ、さわやかでゆとりさえ感じられる。
近津さん、普段の様子はというと、緑さわやかな草原を歩く様子はまるでゴルフかハイキングを楽しんでいるかのよう。広大で開放的な敷地に堂々と建っている、ゆったりとしたご自宅では、子どもたちがのびのびと暮らしている。ふわっふわっな毛のかわいい子牛とのふれあいにも心癒される。

イマドキの酪農家、近津さんをご紹介します。

近津さんはゼロからの酪農家。その「ゼロ」の意味とは、
1.酪農の知識、ゼロ。
2.酪農家の知り合い、ゼロ。
3.北海道での生活経験、ゼロ。
その上、資金もゼロ…?

お財布に数千円しか持ち歩かないような一般的な家庭で育った近津さん。
何を職業にしようか、と誰でも一度は悩む若いころ、自然を感じられるから農業がいいか、動物ともふれあいたいから酪農もいいかもしれない、そんなことを思いついた。
とはいえ酪農の知識はゼロ。聞ける相手もゼロ。当時住んでいたのは北海道でもなく…。
酪農でやってやるぞ!という熱い思いがあったというよりは、やってみて、違ったらやめればいい、という気持ちで始めてみたそう。
それが今では、「酪農はリスクが少ない投資」だと、実業家のような発言も…!

普通の人が、ゼロから牧場を持つ酪農家になった体験談です。

近津牧場

近津 義尊 さん

平成19年に新規就農。仕事と家族の両立を考え北海道酪農へ。
自然に任せたシンプルな酪農スタイルを追求。現在、愛犬のラックを牧牛犬にするべく特訓中!